書籍紹介『ドリルを売るには穴を売れ 誰でも「売れる人」になるマーケティング入門』 佐藤義典著

書籍紹介

私は切削工具メーカーに勤めている技術者で、定期的に仕事に関係する本を検索し購入している

そのときも「ドリル」と検索したのだと思う。

その時に目についたのが「ドリルを売るには穴を売れ」の文字、まさに若い営業マンに伝えたいことをシンプルな言葉にしてもらった気分だった。

「ドリルメーカーはドリルを売っているのではなく穴を売っている」という言葉は、アメリカ人の経済学者であるセオドア・レビット氏が1968年に発表した「マーケティング発想法」の論文で紹介されたもので、顧客はドリルが欲しいのではなく、「穴を開けたい」というニーズを解決する手段の1つとしてドリルを選んだにすぎず、そこにいきなりドリルの回転数や消費電力等のスペックを説明しても意味がないことを意味しています。

この言葉にひかれて書籍を読み、初めてマーケティング関係の書籍を読んだ私は、この考え方が今の自分には足らないと何冊もマーケティングの本を読み漁った。

書籍の内容としては、あまり流行っていない「イタリアンレストラン」をマーケティングの力でどう立て直していくのかという物語形式で進んでいく、物語自体も楽しく、読みやすい書籍です。

マーケティングの第一歩でこの本に出合えたことは幸せだったと思います。

ぜひ、お読みください。お勧めです。

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